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執筆者の写真金子充

アルコール関連問題と貧困・孤立を研究

更新日:1月10日

2023年度 明治学院大学社会学部社会福祉学科3年「演習1」金子ゼミ



 2023年11月から12月にかけて、アサヒグループジャパン(株)コーポレートコミュニケーション戦略部と金子ゼミとのコラボにより、「アルコール関連問題と貧困・孤立」をテーマとしてワークショップを開催しました。


 まずアサヒビール様より、お酒に対するリテラシーを高める講義を受けました。アルコール・ハラスメント、アルコール関連問題や依存症、スマート・ドリンキングといった基礎知識について学びました。



 次に、グループを組んで、「貧困・孤立を背景としてアルコール関連問題を抱える当事者のペルソナ」を組み立て、その当事者にどのような支援や取り組みをすることができるかという解決策を考えてもらいました。

 ペルソナと解決策の検討は持ち帰りの課題となり、事例検討のような形で各グループで話し合いを進め、プレゼンの準備をおこないました。



 そして、プレゼン当日。

 各グループから「貧困・孤立を背景としてアルコール関連問題を抱える当事者」にどのようなアプローチができるか、プレゼンをしてもらい、アサヒビールの担当者からコメントをいただきました。


 ワンオペ育児やひきこもりといった孤立した状況からアルコール依存症につながっている現実が報告され、解決策として、孤立を招かないコミュニティづくり、自助グループの活用、そしてスマート・ドリンキングのすすめといった多くの案が示されました。



 アルコール関連問題が「貧困・孤立」とどのような関連性をもっているのかを考えさせ、その解決のために市民、地域、当事者に何ができるかを検討する機会となりました。


 また、企業のマーケティングや研修・就活で実施される「ペルソナ設定」とソーシャルワークの事例検討を折衷した形でディスカッションとプレゼンをおこない、福祉開発コースならではの新しい演習を体験することができました。(文責・金子充)



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